僕がトライチェイサーに乗りたいわけ
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初めてトライチェイサーを見たときに、本当にださいバイクだと思った。じゃぁ、それは何故だろう?これは、カメラのアングルにあると僕は思うのだ。番組開始前の紹介写真では、必ずと言っていいほどクウガとの2ショットで写っている。クウガとトライチェイサーをかっこよく、なおかつ、両者を限られたフレームの中に納めるためには、バイクの斜め下から撮るのがベストな位置なのだ。すると必然的に、トライチェイサーはあおり気味のアングルでしか撮られないことになる。実はこのアングルこそが一番トライチェイサーが格好悪く見えてしまうアングルだと思うのだ。ヘッドパーツが妙に大きく見えて、本当はスマートな車体がひどくずんどうに見えてしまう。これは、ビートチェイサーにも言えることで、同じアングルから撮られた写真は、ヘッドライトが妙に大きく見えてしまう。だから、最初にビートチェイサーを見た僕の感想は「頭でっかち」だった。
逆に、上から見た写真は、とてもスマートでかっこいい!これは、ベースになったパンペーラのデザインも秀逸だと思うが、フロントとマフラーに手を加えただけでライダーマシンに仕上げてしまう番組スタッフのセンスの賜物であると思う。ゴールドヘッドは、クウガのカラーリングを意識してデザインされているが、ブラックヘッドは黒とガンメタの2色のみの塗り分けで、これが渋い!もともと、暗い色はラインが際立ってシャープに見えるので、ブラックヘッドは余計にスマートな印象になる。つまり、トライにしろビートにしろ、見るなら上から見た方がスマートでかっこいいと僕は思うのだ。
さぁてこのトライチェイサー、元の改造が大変シンプルであるが故に、実際に作って保安部品さえしっかりしていたら公道でも乗れるのではないか?と僕は思いついた。元々が白バイの試作車と言う設定であるため、ライダーマシンにしては地味な部類に入ってしまうトライチェイサーだが、実際にライダーマシンを作って乗り回してみたいと思う輩にとっては、まさに絶好のマシンではないかと思う。
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