僕がトライチェイサーに乗りたいわけ
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なじめなかったクウガのデザインも、回を追うごとに違和感を感じなくなったし、それぞれのフォームも状況にあわせて使い分けるという点で、RXと違うことがわかって納得。番組も、ヒーローモノの要点は押さえつつ、たまに意外なほど重いテーマをぶつけてきたりして、大人の鑑賞にも十分に耐えうる作品に仕上がっている。独特の映像美とセンスに、すっかり骨抜きにされてしまった。なかでも鮮烈に頭に刷り込まれたのが、トライチェイサーのデビューシーンだった。

人馬一体とでも言うのだろうか。かつてのライダーシリーズで、あれほどまでにマシンが生き物のように躍動したことがあっただろうか?ライダーの手足となり、疾走する姿が何ともスマートでかっこいい。また、設定が泣かせる。「警視庁が開発した時期主力白バイの試作車」。なんだかわからないけどとにかくすごい!という今までのライダーマシンにはない位置付けが、とても魅力的だった。街乗りの時と変身時とカラーリングが変わるとというのも魅力的で、とにかく、、設定がとてもしっかりしているところが気に入ってしまった。

そして、トライチェイサーが欲しくなった。

「ちょっと待て!デザインが気に入らなかったのと違うんか!」

と、お思いの方もいらっしゃるだろう。慌てる事なかれ、何故に僕がトライチェイサーにハマったか、今からご説明いたしましょう。

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