僕がライダーマシンに乗りたいわけ
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「ライダーマシンにぼくらもぼくらものりたいな♪」

大学3年生の頃。暇だけは無限にあった頃。僕は、ひたすらビデオを見ていました。とにかく、学校に行って飯を食って寝るとき以外は必ずと言っていいほど、あるビデオを見ていました。
そのビデオとは、そう、「仮面ライダー」です。
小学生の時に「仮面ライダースーパー1」をテレビで見て以来、仮面ライダーファンになった僕は、テレビの特番でしか見たことがなかった最初の仮面ライダーを最初から見てやろうと、ある日突然に思いつきました。親元から離れた学生時代にしか、こんな自堕落かつ有意義なことは出来ませんから、思い立ったその日にレンタル店に直行しました。
1クール目から順に見ていって、ちょうどシリーズの中盤当たりだったでしょうか?戦いに勝利した仮面ライダーがサイクロンにまたがり、疾走するシーンにあの曲がかぶってきたのです。

「ライダーマシンにぼくらもぼくらものりたいな♪」

初めてこのフレーズを聴いたとき、ビリビリッと体に電気が走ったような気がしました。そしてなぜか、目がウルウルッとしてきたのです。

「なんてすごい歌なんだろう」

正直、そう思いました。当時の少年たちの純粋な憧れが、この短いフレーズの中にぎゅっと詰まっているではありませんか。そう、あのとき、日本中の男の子たちは、きっとみんなライダーマシンに乗りたかったに違いないのです(これを書いている今も、なぜかウルウルッときてる僕・・・)。僕はリアルタイムで番組を見ていなかったので、勝手な憶測なんですけど、当時の子供たちはきっとそう思っていたと思います。その思いが濃縮されたこの挿入歌に、僕は打ち抜かれてしまいました。

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